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微生物学の新たな領域を切り拓き
人と地球の未来を創る
微生物学の
新たな領域を切り拓き
人と地球の未来を創る
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微生物ダークマター・環境微生物の
未知なるポテンシャルを解明する
微生物ダークマター・
環境微生物の未知なる
ポテンシャルを解明する
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様々な研究プロジェクトと充実した研究設備
様々な
研究プロジェクトと
充実した研究設備
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ミッションステートメント

培養できない微生物とは何か? なぜ培養できないのか? どうしたら培養できるのか?

微生物はヒトの体内から地中深くまであらゆる場所に生息し、地球環境を中心的に支えている生命体です。人類は既に多くの分野で微生物の多大な恩恵を受け、同時に脅威にもさらされてきました。しかし、それら微生物(原核生物)のほとんどは培養できないことが知られています。そのため、微生物の性質に関する正確な理解に基づく「制御」や「バイオリソースとしての開拓」は、幅広い分野における重要課題であるにも関わらず、膨大な微生物が未知・未解明・未利用のまま残されています。

近年、培養に依存しないアプローチによってそれら未培養/難培養微生物にアクセスする手段が著しく進展し、未知領域の範囲が正確に描けるようになってきました。しかし、逆に「培養しなければ本質に迫れない」、つまり培養の重要性がクローズアップされてきたと言えるでしょう。

私たちの研究グループでは、「分離培養手法の革新」を出発点として、環境微生物の持つ未知なる重要な機能を明らかにすることや未利用微生物の資源化を目標としています。具体的には、以下に挙げる三つの課題を中核に添えて研究を進めています。

  • ①新しい原理に基づく新規分離培養手法の開発
  • ②未培養・重要微生物の分離培養
  • ③多くの微生物が培養困難である普遍的な理由(メカニズム)の解明
  • 最終的には、エコシステム全体をコントロールする機構を理解し、人為的に制御する可能性を追求しています。また、5-10年を目途に「地球に存在する半分くらいの微生物は培養可能である」ことを示したいと考えています。

    地球に生息する生物種のほとんどは微生物(原核生物)です。そしてそれらの多くは未培養・難培養です。つまり未培養・難培養微生物を可培養化することは、「生命の未知なる本質」に迫ることに相当するのではないでしょうか。さらに、得られた知見は幅広い分野における学問体系の礎となり、そして大きなイノベーションにつながると考えています。

    青井 議輝

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